平成28年度に当院を退院した患者さんを10歳刻みで集計しました。８０歳代の患者数がもっとも多く、平均年齢は、72.4歳。男性は　70.6歳、女性は　74.6歳。退院患者のうち、70歳以上を占める割合は　61.5％。高齢の患者の入院が半数以上を占めています。

・5大がんとよばれる「胃がん」「大腸がん」「乳がん」「肺がん」「肝がん」の患者さんが集計の対象となります。集計期間中にがんと診断され入院治療を実施した方が該当します。
　「初発」患者については、UICC病期分類（StageⅠ～Ⅳ）別に退院された患者の数を、「再発」は再発患者（再発部位によらない）をそれぞれ分けて集計しています。なお、期間中に複数回入院された患者さんは、複数回集計（延べ患者数）しています。
・初発→自施設において当該腫瘍の診断、診断ならび初回治療を実施した場合を指します。
初回治療とは「がん」に対して初めに計画された一連の治療および症状緩和的な治療のことです。
また、自施設のみならず、他施設での治療経過も含みます。
・UICC病期分類→がんがどのくらい進行しているかを表しています。当院ではUICC第7版で分類しています。
・再発→自施設・他施設を問わず初回治療が完了した後や治療がんが寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。

市中肺とは、普段の社会生活を送る中で罹る肺炎です。年齢が上がるにつれて、重症度が高くなる傾向があります。
重症度以上の症例は合計で12件あり、平均年齢は84.9歳となってます。