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2016年度 がん診療連携拠点病院機能強化事業 公開講演会 2016年7月31日
山も新緑に一変し、初夏に向かう今日この頃、ご多忙の中と存じます。
4月末に新病棟への移転も皆様のご協力により無事に終了し、誠に感謝申し上げます。
この新病棟の建設には県をはじめ関係諸機関の皆様の多大なご協力を頂いており、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
また、住民の皆様にも古い病棟で不自由をおかけしました。
これらのことを踏まえ、新病棟の完成を記念した公開講演会を予定いたしました。
がん患者様やご家族にとってがんの痛みは最も辛い症状の一つですが、がんに限らず腰痛、肩の痛みなどの慢性的な痛みに悩まれている方々も多く見られます。そこで、痛みと鎮痛について長年研究されてこられました滋賀医科大学生理学講座 准教授 小山 なつ 先生をお招きしました。痛みの歴史を振り返りつつ、そのメカニズム、対処法を学ぶ機会を提供したく考えております。
また、平成23年10月からほぼ毎月、当院で開催されてきました内村鑑三記念 がん哲学外来も丸5年を迎えます。がんの相談は多岐にわたり、医療の隙間を埋めるべくそうした方々との対話の機会としてのがん哲学外来であることを踏まえ、がん哲学外来の周知も期待して、5周年記念講演会も同時開催したく考えております。
利根沼田医療圏を中心として、がんに関わる方々をはじめ、痛み、がんに関わる悩み、対話などにご関心がある方々などにお声をかけて、ご参加いただきたいと考えております。
沼田病院 院長 前村 道生